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理事長のご挨拶

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 北海道森林整備公社は、森林・林業に関する総合的な受託機関として発展してまいりました。昭和60年9月に分収育林事業と道有林管理事業を主たる業務としてスタート、その後、蓄積されたノウハウを活かしながら、道民の森の管理や森林の評価など事業を拡げ、さらに、平成22年には北海道森林保全協会と合併し、森林の保全、樹木の診断に関する事業を拡充・強化しております。

 森林は北海道の土地面積の約7割を占め、豊かで多様な自然環境・みどり環境を育み、雄大な景観を形成するとともに、道土や水資源を保全し、生活に必要な木材を安定的に供給するなど、私たちの暮らしや産業に欠くことのできない貴重な資源です。

 今、私たちが森林の恵みを享受できるのは、道内各地の先人の方々のご尽力によるものであり、特に北海道の森林の約3割、150万haという広大な面積に植林されたカラマツやトドマツなどの人工林は、本道の代表的な樹種となり、地域の資源として活用されています。

 一方で、輸入材との競合の中で必要な経費が十分に還元されず、森林整備に取り組む意欲が低下するとともに、人口の減少・高齢化が顕在化し、これまでのように地域で森林を支えることが難しい状況が続いていますが、令和3年に入り輸入建築材の大幅な減少と価格の高騰、いわゆるウッドショックが本道でも発生するなど林業・木材産業を取り巻く情勢はこれまで以上に大きく変化しています。

  こうした中で、森林整備を計画的に推進することは、公的機能の確保はもとより、木材の安定供給にも必要不可欠であり、世代を超えて多くの方々のご理解をいただくとともに、新たな技術開発や効率的な整備手法の導入などに積極的に取り組んでいく必要があります。

 公社は、森林整備を通じて、「持続可能な社会」、「森と木の文化が息づく豊かな社会」の構築に貢献するという基本理念を踏まえ、関係者の皆様と力を合わせて北海道の森林・林業の発展に尽くし、次の世代に豊かな森林が引き継がれるよう取り組んでまいります。皆様のご支援、ご指導をよろしくお願いいたします。

 

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